ロ・スコーリオ

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中部イタリア　ウンブリア州。

半島部分では唯一海と接していないこの州は、その位置と緑の豊かさから「イタリアの緑の心臓」と呼ばれています。

そのほぼ中部に位置するスペッロは、スバシオ山の麓にある人口8,000人ほどの町です。

古代ローマ時代に起源を持ち、今も中世の雰囲気が漂う小さな町で、ロ・スコーリオ社は代々オリーブオイル作りに携っています。

初代ジュゼッペ・アッツァレッリ氏は高度なオリーブの剪定技術を持っており、シンプルな道具のみを使っていたにもかかわらず、彼が世話をしたオリーブ畑はその地域でも有数の良質な畑とされていました。

彼の技術と情熱は現在も子孫たちに伝えられ、現在は初代から数えて3代目のピエトロ氏とその息子のファビオ氏が中心となり、今も良質なオリーブの木を育て、収穫、搾油、ボトル詰めまでの全ての工程を家族の手で行い、品質の高いオイルを作り続けています。

家族経営なので規模は決して大きくありませんが、自然の恵みを活かし、愛情を込めて育てたオリーブから美味しいオイルをお届けできるように日々努めています。

標高1,290メートルのスバシオ山の麓に広がる丘の南東部にロ・スコーリオ社のオリーブ畑はあります。

標高300～500メートルの位置に広がるオリーブ畑は、イタリアの有機認証機関ICEAの厳しい審査を通り、認定を受けています。

代々受け継がれた樹齢100年を越えるオリーブの木を、今も伝統的な方法で大切に手入れをし、守り続けています。

丁寧に育てられたオリーブの実の収穫は、10月から11月に行われます。

収穫用の機械を使えば効率は上がりますが、オリーブの実に傷がついてそこから酸化が始まり、取れるオイルの品質も下がってしまうので、今でも伝統的な手積みで行っています。

摘み取られたオリーブは時間を置いてしまうと酸化が始まるので、すぐに自社の搾油場に運ばれ、すぐに搾油の作業が始まります。

オイルを絞る際、高温になってしまうとオイルが劣化し、オリーブの香りや風味も飛んでしまうので、温度管理に細心の注意を払いながらオリーブの実を粉砕、搾油の作業を行います。

こうして抽出されたオイルはフィルターにはかけず、自然に果肉などの不純物を沈殿させた後に上澄み部分のみを瓶詰めしています。

最高品種といわれ、苦みと辛みの強いこの地域の代表品種モライオーロをベースに、スパイシーで繊細なフラントイオ、まろやかでフルーティなレッチーノを独自の配合でブレンド。

オリーブの個性がありながら、クリアなオイルに仕上がっています。

ロ・スコーリオ社のオリーブオイルは２つのオーガニック認定を受けています。

ひとつはICEA（イチェア）。

ICEAとは、Istituto per la Certificazione Etica e Ambientale のことで、AIAB(アイアブ：Associazion Italiana per I'Agricolture Biologica：イタリア有機農業協会)を母体とするイタリアの代表的な有機認証機関です。

栽培している畑の農薬や化学肥料の残留検査、生産ラインの検査など厳しい審査を受け、問題ないと認められて初めて認定マークをつけることが出来ます。

（250ml瓶のラベルにはマークではなく、証明番号が文字で印刷されています）

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